久保田一竹美術館

　　　　　　　　　　　　山梨県の河口湖にある「久保田一竹美術館」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　に行って来ました。

　　　　　　　　　　　　　染色工芸家で、辻ヶ花と呼ばれる染色・装飾技法の復刻への

　　　　　　　　　　　　　取り組みが世界的に評価された方です。

　　　　　　　　　　　　　「一竹辻が花」として自己流の辻が花を発展させ、着物のひだによる

　　　　　　　　　　　　　文様の盛り上がった部分に細かな刺しゅうを施すことで、ダイナミックな

　　　　　　　　　　　　　構図と高度な染色技術で、着物全体の立体感が素晴らしいと思います。

　　　　　　　　　　　　　絞りも素晴らしいと思いますが、着物にあしらわれた花は

　　　　　　　　　　　　　繊細に描きこまれていて、近くで見た時と遠くから見た時では

　　　　　　　　　　　　　その表情が変化している様に見えました。

　　　　　　　　　　　　　美術館は和風というより、門は東南アジア風で建物は西洋風で

　　　　　　　　　　　　　庭は純和風になっていて、でも素敵でした。